スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
春の畑より



「すっかり春の陽気になったし、土の中にいるのもきゅうくつになってきたな〜。にゅっ。」
「し、新玉ねぎくん、そんな大胆な」
「まぁまぁ、僕らついこの間まで寒くて土の中でジッとしてたんだし、少しくらいいいじゃないか」
「キミはおおらかだなフダンソウくん」
「ち、ちゃんとスイスチャードっていう本名で呼んでくれないかな」
「ま、どんなにハイカラな名前がついてたって食べられちゃえば一緒さ」
「ハイカラとかいつの言葉…」
「そうだね〜。田舎じゃ醤油で煮られるか、ゆがいて酢みそで和えられるかどちらかだもんねぇ〜」
「ところがそうでもないらしいよ」
「なになに?」
「噂では『コトコト舎』っていうところに行けば、
オシャレで美味しい料理になってお客さんに喜んでもらえるみたい」
「へぇ〜」
「野菜のくせにオシャレとか」
「こんどの週末には『アースディ』とかいうイベントに出張するって」
「アースデー?」
「地球のことやエコのことをテーマにしたイベントだって」
「行ってみたい〜!」
「そのコトコトなんとかのシェフってのが野菜大好きらしいんだ。
出品する食べ物に、うきは出身の野菜を使うらしいよ」
「な、なにぃ!それはゼヒ、そのコトコトなんとかにスカウトしてもらわないと…」
「レタスくん、だからってワッサワサしすぎ…」
…などという会話が繰り広げられているかも知れないうきはの畑の様子でした。
アースデイにはこの野菜たちが使われる予定ですよ〜
(ずみ)
スポンサーサイト